広がる用途、フィンテックでなければ出来ない事
フィンテック熱風ヒータのアドバンテージ
熱風ヒータの特徴は広く知られるところです。その主な特徴は加熱対象による加熱効率の差が少ない、熱風が回り込むので複雑形状のワーク加熱に対しても有効、タフで悪環境にも強い、などがあります。
フィンテック熱風ヒータは「他社では困難な約1000℃の熱風も出せる」「熱出力に対して圧倒的に世界一コンパクトである」「この分野では世界一多様な標準品種構成を持つ」といった優位性があります。
例えば、大型の金型の加熱などでは大量の熱が必要です。それに加えて熱したい温度と加熱する熱風との温度差が大きくないと効率よく加熱できません。大きな温度差により熱の稼働が大きくなり急速加熱が可能になります。
例えば、金型を400℃に加熱したい場合、600℃の熱風では温度差が200℃です。それに対しフィンテック熱風ヒータの1000℃熱風を使うと温度差が600℃になります。これは約3倍の温度上昇速度の差になり、圧倒的です。
ちなみに従来使われていたガスバーナーは1400℃程度あります。フィンテック熱風ヒーターでもこれにはかないません。しかし、何とか使っていただけるレベルの様です。
通常の他社熱風ヒーターでは温度上昇速度が遅すぎ、ガスバーナーの代替にはならないという事です。銀ロー付けの場合は750℃程度に加熱することが要求され、その場合の熱風温度は最低でも950℃程度が必要です。そうなるとフィンテック熱風ヒータしか選択肢が無くなります。世界的に高まる環境負荷の低減、温暖化ガスの排出規制の流れの中で、天然ガスの使用も制限されます。そのため今後の工業加熱分野ではフィンテック熱風ヒーターは欠かせないキーパーツになっています。
フィンテック光加熱ヒーターのアドバンテージ
光加熱(ハロゲンランプ、遠赤ヒータ、カーボンランプが熱源)の特徴、優位性は広く知られるところです。超クリーンな非接触加熱であり、熱媒体が不要なので真空中のワークを加熱することもできます。フィンテック光加熱ヒータ製品はこれらに反射鏡を組み合わせて高効率のヒータ製品に仕上げています。
優れた機能を持つ光か寝るヒータですが、現場の要求に答えるには様々な要求に合わせた製品を提供する必要があります。しかしこれは容易ではなく、他社では多くの場合、特注製作での対応になっていました。しかし、これは長い納期と失敗のリスクを抱え、コストも多くかかります。
これに対し、フィンテックでは様々なヒータ製品を標準シリーズ化し、更にブロック化ヒーターの技術も加え、必要な時に最適なヒーター製品を短納期、低コストで提供出来る体制を整えています。