熱風ヒーターSAH,SAHDタイプ,Sシリーズ構造 改良点の詳細を解説 Fintech.co.jp
超小型,高温熱風ヒーターとして長い歴史のあるSAHシリーズですが、常に さまざまな改良を加えてきました。その中でも特に2012年〜2014年にかけて 画期的な改良を行っています。ここではその内容を詳細に解説します。 HD-coilに関しては熱風ヒーター以外への応用も提案しています
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新しい熱風ヒーターの構造 Sシリーズ |
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Sシリーズ(SAHD-10S,SAHD-15S)の特徴のまとめ | |
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リード線引出し方法の改良 リード線引き出し方法を改良したので、より狭いスペースにも組込可。 |
A |
2分割構造の採用 発熱体部とノズル部を分離構造としたので、部分交換が可能。 |
B |
耐エアー圧力の向上 2分割できるセパレート構造を採用しながらも耐圧約4気圧(0.4MPa)を達成。 オプションで0.6MPa以上への対応も可能。 |
C |
低分子シロキサン対策 標準で低分子シロキサン対策。電線はフッ素樹脂被覆,ゴム部品はフッ素ゴム,接着剤は耐熱エポキシ(200℃)。更に製品全体を全数150℃,10分間の熱処理 |
D |
R熱電対に対応,2点センサも可 オプションで2点温度センサー(熱風温度と発熱体温度)対応。エアー断にも対応でき、予熱ホットスタートにも利用可。標準のK熱電対に加えR熱電対(高温用)も選択可能。高温(800℃以上)にはこのR熱電対を採用するか、又はノズル部に外付けのセンサーを設置する。 |
E |
RoHS完全対応 RoHSに対応。また輸出規制に関して「非該当」。 |
F |
簡易断熱構造による熱効率の向上と本体温度の低下 SUS外管と内部の石英管管の間に金属箔による簡易断熱構造を採用。これにより金属ケースの最高温度が約40℃低下。熱ロスも減少して熱効率改善 |
G |
ロボットに取り付けての使用に対応(耐屈曲性ケーブルをオプション設定) ロボットに取り付けての使用では、従来品は特にセンサーリード線が比較的短時間で疲労断線するトラブルが多かった。これに対処するために熱電対リード線に耐屈曲性のロボットケーブルをオプション設定。 |
特性 SAHD200v-440w |
特性 SAHD200v-1kw |