光加熱スポットヒーター HSH-120
ハロゲンランプの光を集中させて高温加熱するハロゲンスポットヒータで外径φ120mmのシリーズ
集光径は100v-1kwランプ、焦点距離45㎜で約φ21㎜。加熱温度は加熱対象物にもよりますが約1200℃程度まで加熱可能。
他の方式に比べ、低コスト。
確実に高温加熱を成功させるには、ヒータの選定とともにちょっとした工夫が必要です。「空洞加熱法」も検討してください。
水冷を基本としておりますが、使用ランプが500ｗ程度でしたら本体の温度上昇は100℃以内となり、水冷は必要ない場合があります。１kwのランプで長時間連続点灯の場合には水冷は必須となります。
冷却水量はランプ電力1kw当り0.5L/min.又は10℃以内の温度上昇を目安にしてください。
水冷以外の冷却方法として、後記するような配管エアｰ冷却式とファン冷却式が選択できます。
| HSH-120 仕様概要 | |
| ヒータ外径 OD | φ120mm |
| 高さ Height | 112mm |
| 質量 Weight | 約1.8kg |
| 焦点距離/集光径/照射パワー密度（100v-1kwの場合) | 45mm/約φ21 約120w/cm^2 |
| 100mm/約φ26 約40w/cm^2 |
|
| 260mm/約φ54 約9w/cm^2 |
|
| 標適合ランプ | 100v-500w |
| 100v-1kw | |
| 200v-1kw | |
| 最高加熱温度 | 約1300℃/ｆ45 |
| 約1000℃/ｆ100 | |
| 約600℃/ｆ260 | |
ハロゲンスポットヒータ HSH-120の品種構成と仕様，能力
| . | ミラー外径 φmm |
照射距離 mm |
集光径φＡ | パワー密度 w/cm^2 |
最高 到達 温度 ℃ |
備考 | |
| -10％範囲 | -50％範囲 | ||||||
| ① | φ120 | 45 | 約φ12 | 約φ18 | 約125 | 約 1300℃ |
図面 |
| ② | φ120 | 100 | 約φ20 | 約φ32 | 約40 | 約 1000℃ |
図面 |
| ③ | φ120 | 260 | 約φ43 | 約φ65 | 約9 | 約 600℃ |
図面 |
上記に組み合わせるハロゲンランプ （アルミベースにランプを精密位置調整して固定したもの）
| . | 電圧 | 電力 | 色温度 | 寿命 | フィラメンﾄ型式 | 備考 |
| Ａ | 100 | 500w | 3050K | 800h | CC-6 | 標準品 |
| Ｂ | 100 | 1kw | 3050K | 800h | CC-6 | 標準品 |
| Ｂ | 200 | 1kw | 3050K | 800h | C-13D | 標準品 |
短焦点用の標準品 HSH-120 Short focus
ｆ＝45mmとｆ＝100mmを標準としていますが、特注で10mm～150mmに対応可能です。ただし長焦点になるほど集光径は大きくなり、到達温度も低下します。
短焦点の場合、加熱対象物からの煙などでミラーやランプが汚れる恐れがあるため、前面ガラス（オプション）を取り付ける事を可能としております。そのためミラー外径はφ120mmなのにミラー有効径はφ100mmです。
この新型構造は水冷管の気密性をより完璧にし、真空中でのご使用にも対応可能としています。
※（-φA)を省略した場合は完全集光型。 ある程度分散させたい場合は照射範囲φAを指定する。
CAD図面 ダウンロード
| 作図組込用図面（dxf） | GO |
|---|---|
| HSH-120水冷式共通外形図.dxfp | |
| HSH-120FAN空冷式共通外形図.dxf | |
| HSH-120FAN空冷式FG付外形図.dxf | |
| HSH-120水冷式FG付共通外形図.dxf |
| 特注仕様 | GO |
|---|---|
| HSH-120/f∞/100v-1kw/+FG | |
| HSH-80/f40-φ50/100v-1kw/+ACS(エアー空冷) |
| 3D図面 step形式 | GO |
|---|---|
| HSH120_01.zip | |
| HSH120_FAN_01.zip |
| 3D図面 f3d形式 | GO |
|---|---|
| HSH120_01.zip | |
| HSH120_FAN_01.zip |
他のファイル型式が必要な場合はご相談ください。
asada@fintech.co.jp
短焦点用HSH-120 Short focus
ｆ＝45mmとｆ＝100mmが標準です。
長焦点になるほど集光径は大きくなり、到達温度も低下します。
短焦点の場合、加熱対象物からの煙などでミラーやランプが汚れる恐れがあるため、前面ガラス（オプション）を取り付ける事を可能としております。そのためミラー外径は120mmなのにミラー有効径は100mmとなっています。
この水冷構造は水冷管の気密性が完璧であり真空中でのご使用にも対応可能としています。
型名表記方法
HSH-120/f□（-φA)/
□v-□w/＋オプション
※（-φA)を省略した場合は完全集光型。 ある程度分散させたい場合は照射範囲φAを指定する。
本体への冷却水接続用フィッティングの取付けはRc1/8の真鍮製メネジです。高真空用の特注ネジも可能です。
長焦点用HSH-120 Long focus
ｆ＝260mmを標準としています
長焦点の場合、ミラー有効径は少しでも大きい方が有利なので、前面ガラス取付機能は省略しています。これは長焦点の場合には加熱対象物からの煙などでミラーやランプが汚れる恐れが少ないからです。
この水冷構造は水冷管の気密性をより完璧にし、真空中でのご使用にも対応可能としています。
型名表記方法
HSH-120/f□（-φA)/
□v-□w/＋オプション
※（-φA)を省略した場合は完全集光型。 ある程度分散させたい場合は照射範囲φAを指定する。
左図中のワンタッチ継手は標準付属品ではありません。ただし製品チェックの為に取付けている場合があります。
本体への冷却水接続用フィッティングの取付けはRc1/8の真鍮製メネジです。高真空用の特注ネジも可能です。
ハロゲンスポットヒーターの冷却について
ハロゲンスポットヒーターは状況によっては強制冷却が必要です。HSH-120の場合、500wまでであれば連続点灯でも強制冷却は必要ありません。しかし1ｋｗで連続点灯の場合は何らかの強制冷却が必要になります。
HSH-120は標準的には水冷方式となっていますがエアー冷却方式とファン冷却方式も選択手来ます。水冷の場合は通常仕様品に水道水や循環冷却水を流します。必要な冷却水量はランプ電力１ｋｗあたり約0.5Ｌ/min.です。
エアー冷却式とファン冷却式は下図の様になります。エアー冷却式は配管エアー等を流して冷却します。必要なエアー量はランプ１ｋｗ当り120L/min.です。
ファン冷却式はHSH-60の場合､DCファンが付属します。このファンを指定電圧の直流電源に接続して使用して下さい。
エアー冷却式ハロゲンスポットヒーター
供給するエアー量は１ｋｗランプの場合、約120L/min.
焦点距離は各種（ｆ45，ｆ100，ｆ260）が選択できます。
ファン冷却式ハロゲンスポットヒーターの例
ファンには直流(DC)の指定電圧を供給してください。
HSH-120/f□/□v-□w/FAN（DC□v）
焦点距離は各種（ｆ45,ｆ100,ｆ260）が選択できます。