会社概要
フィンテックという社名について
当社を設立した当時はフィンテックという言葉は一般的ではありませんでした。
そこでFine-Technologyという意味合いで社名をFintechとしました。
しかしその後 フィンテックは金融用語(Financial-technologyの略語)としての使われ方が一般化してしまい、若干困惑しています。
Fine もFinancial も語源をたどればギリシャ語のFinis(終)になります。
最終→素晴らしい→Fine
最終→決着を付ける→Financial
Fintech.co.jpの会社概要
年度 | 決算日 | 売上金額 |
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第19期 | 2011年10月末 | 95,233,865円 |
第20期 | 2012年10月末 | 99,399,938円 |
第21期 | 2013年10月末 | 91,852,038円 |
第22期 | 2014年10月末 | 100,666,243円 |
第23期 | 2015年10月末 | 188,548,576円 |
第24期 | 2016年10月末 | 241,993,762円 |
第25期 | 2017年10月末 | 197,021,919円 |
第26期 | 2018年10月末 | 240,687,190円 |
第27期 | 2019年10月末 | 174,955,226円 |
第28期 | 2020年10月末 | 167,734,735円 |
第29期 | 2021年10月末 | 197,798,818円 |
第30期 | 2022年10月末 | 200,682,781円 |
第31期 | 2023年10月末 | 158,324,465円 |
「当社は、ものづくりを通じ社会に必要とされる企業を目指します。」
環境方針
- 当社の製品開発技術を通じ環境負荷低減に積極的に努めます。
- 地球温暖化防止のため、燃料などの省エネルギー化やリサイクルの推進を通じて廃棄物の削減を目指します。
コメント 2024/01/01
第31期 (2022/11月~2023/10月)も各種原材料、加工費等の値上げが相次ぎ、2023年末で企業物価指数が2020年頃に対し約20%値上がりした。当社は2022年に約8%の製品価格改定を行ったものの、その後の再物価上昇には対応できていなかった。そのためわが社も2024年2月より12%の製品値上げを行う事になった。
今期は各種の事情が重なり、売り上げが非常に落ち込んだ。日本経済はイスラエル、ウクライナ等の世界的な混乱に加え、中国、インド、ASEAN等による産業構造の変化に巻き込まれ好調な分野と不調な分野の明暗が激しかった。それでわが社は不調な取引先が2~3、重なったのが大きい。
中国から安い部材が調達できる時代は終わったのだろう。世界の構造変革が進む。しかしここ数年の地球環境保全、温暖化ガス抑制という潮流はわが社の存在価値を高める大きなチャンスでもある。どの様な経営環境になっても生き残り、将来につなげる為の新製品、技術、新規顧客開拓等は常に行っている。目論見通りになる確率は1割以下だろうが、いずれ開花するものが出るだろう。期待の大きかったものが空振りで、さほど期待していなかったものが大きなビジネスに成長したりするので、本当にむずかしい。
当社の1000℃に達する熱風ヒーターは従来のガスバーナーに代替する切り札であり、その極端に小さなサイズや製造コストの低さは世界的に見ても競合がほぼ存在しない。数年前にこの超高温熱風ヒータを開発し世に問うたが、初期は設計的、製造技術的に完璧ではなく、予期せぬ使用環境に対応できずにトラブルを招いたこともあった。しかしやっとこのヒータの設計、製造ノーハウが確立し、自信を持って勧められるヒータに成長した。
27期あたりから欧米市場の開拓を目指してきたが、この仕事は容易ではない。焦っても進展するものでもなさそうだ。じっくりとチャンスを待つしかないかもしれない。唯一アメリカ市場で少し使ってもらえるようになったのが超高温熱風ヒータのSAHD240v-9kwだ。このヒータはシングル発熱体で9kwもあり、サイズはΦ28×250mmしかない。世界的に見ても突出したパフォーマンスを持っており、これをメインの武器にして欧米市場を開拓するのが良いのだろう。
前記したように新製品は常に出していくように心がけている。小改造レベルのものを含めれば年に5機種程度は新規製品が加わっている。設計環境、ノーハウの蓄積で色々な分野の仕事も取り組みやすくなっている。外注加工のネットワークも進展がみられ、新規分野に取り組みやすくなってきた。このような開発環境の改善で仕事の範囲を広げる事は事業強化の常套手段だ。それでもわが社は常にイノベーションを起こせる存在でありたいと思っている。
所在地等
所在地
名称 | 機能 | 住所, 連絡方法 | |
1. | (有)フィンテック 本社 The main office |
本社,工場,研究 Main office Sub factory Institute |
〒651-2225 神戸市西区桜が丘東町1丁目13-5 mail⇒kobe@fintech.co.jp 道案内 Sakuragaoka-Higashi-machi 1-13-5, Nishi-ku,Kobe City(Postal code 651-2225) TEL 078-995-1774 FAX 050-3156-7599 |
2. | 富士見が丘事業所 Fujimigaoka office |
主力工場, 営業所 実験設備 Main factory Business office Laboratory |
〒651-2214神戸市西区富士見が丘1-7-2 代表 TEL.078-224-5075 mail⇒fuji@fintech.co.jp FAXは一括でインターネット受信し、各部署にメール 配信しています。そのため全部署共通番号です FAX.050-3156-7599 |
お問い合わせについて
お問い合わせはその内容により下記にお願いいたします。
技術的ご相談 |
本社 担当:浅田 茂 |
E-mail:asada@fintech.co.jp Tel.078-995-1774 / 090-1599-3816 Fax.050-3156-7599(全部署共通) |
技術的ご相談 特殊品のご相談、ご注文 |
富士見が丘事業所 担当:浅田 良太 |
E-mail:r-asada08014404392@fintech.co.jp Tel.080-1440-4392 Fax.050-3156-7599(全部署共通) |
既存商品について ご注文, 納期, 価格 |
富士見が丘事業所 担当:岡野 秀樹 |
E-mail:okano@fintech.co.jp Tel.080-2026-0937 FAX 050-3156-7599(全部署共通) |
代理店様 特別窓口
SAHDタイプ | 担当:緒方 友子 | E-mail:tomoko-ogata@fintech.co.jp Tel.078-995-1774 |
SAHタイプ、HSH,LHタイプ | 担当:田川 枝里子 | E-mail:fuji@fintech.co.jp Tel.078-224-5075 |
特殊品 | 担当:浅田 良太 | E-mail:r-asada08014404392@fintech.co.jp Tel.080-1440-4392 |
フィンテック熱風ヒータのアドバンテージ
熱風ヒータの特徴は広く知られるところです。その主な特徴は加熱対象による加熱効率の差が少ない、熱風が回り込むので複雑形状のワーク加熱に対しても有効、タフで悪環境にも強い、などがあります。
フィンテック熱風ヒータは「他社では困難な約1000℃の熱風も出せる」「熱出力に対して圧倒的に世界一コンパクトである」「この分野では世界一多様な標準品種構成を持つ」といった優位性があります。
例えば大型の金型の加熱などでは大量の熱が必要です。それに加えて熱したい温度と加熱する熱風との温度差が大きくないと効率よく加熱できません。大きな温度差により熱の移動が大きくなり急速加熱が可能になります。
例えば金型を400℃に加熱したい場合、600℃の熱風では温度差が200℃です。それに対しフィンテック熱風ヒータの1000℃熱風を使うと温度差が600℃になります。これは約3倍の温度上昇速度の差になり、圧倒的です。
ちなみに従来使われていたガスバーナーは1400℃程度あります。フィンテック熱風ヒーターでもこれにはかないません。しかし代替可能なレベルの様です。通常の他社熱風ヒーターでは温度上昇速度が遅すぎ、ガスバーナーの代替にはならないという事です。銀ロー付けの場合は750℃程度に加熱することが要求され、その場合の熱風温度は最低でも950℃程度が必要です。そうなるとフィンテック熱風ヒータしか選択肢が無くなります。世界的に高まる環境負荷の低減、温暖化ガスの排出規制の流れの中で、天然ガスの使用も制限されます。そのため今後の工業加熱分野ではフィンテック熱風ヒーターは欠かせないキーパーツになっています。
フィンテック光加熱ヒータのアドバンテージ
光加熱(ハロゲンランプ、遠赤ヒータ、カーボンランプが熱源)の特徴、優位性は広く知られるところです。超クリーンな非接触加熱であり、熱媒体が不要なので真空中のワークを加熱することもできます。フィンテック光加熱ヒータ製品はこれらに反射鏡を組み合わせて高効率のヒーター製品に仕上げています。
優れた機能を持つ光加熱ヒータですが、現場の要求に応えるには様々な要求に合わせた製品を提供する必要があります。しかしこれは容易ではなく、他社では多くの場合、特注製作での対応になっていました。しかしこれは長い納期と失敗のリスクを抱え、コストも多くかかります。
これに対し、フィンテックでは様々なヒーター製品を標準シリーズ化し、更にブロック化ヒータの技術も加え、必要な時に最適なヒーター製品を短納期、低コストで提供出来る体制を整えています。
生産工程の一部をご紹介する写真とビデオ
Laboratory桜が丘の研究室
〒651-2225 神戸市西区桜が丘東町1-13-5
富士見が丘第二工場
〒651-2214神戸市西区富士見が丘1-7-2
富士見が丘ショッピングプラザ2F