電圧,電力の組み合わせは下記の4種類のみ。
①24v-170w ②110v-700w ③220v-700w ③220v-1.4kw
基本的な考え方は、200vのご使用電源であっても、220v定格品を使っていただく。定格電圧が高いヒータを低めの電圧で使う事は安全サイドなので全く問題なく、むしろ信頼性が高くなる。
電圧値に対して電力値の小さいヒータは電流が小さくなり、そうなると電熱線も細くなるので切れやすい。また作り難くなる。
特に定格電流が2A以下の低電力品は作り難く、コスト高。また高温寿命が短くなり信頼性も低くなりやすい。定格電流値は大きいほど信頼性や高温性能が良い。
必要な熱量が少ないからと小さな電力のヒータを特注製作するよりも、大きめの電力のヒータを選定し、温度調節器で電力をコントロールして使用するほうがトラブルが少ない。
例えば必要電力が100wの用途でも、温調器を使って電力コントロールすれば700wの機種が問題無く使える。
ただしより良い制御を行うには、必要以上の電力が加わらないように温調器で出力制限をかけたほうが良い。これは多くの温調器に備わっている機能であり、出力の上限を定める。→たとえはアズビル製の温調器であればoH-1というパラメータに上限値、例えば30%とかを入れる。
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温度センサー(熱電対)について
N熱電対は比較的新しいタイプ。K熱電対の改良品となる。
K熱電対よりも耐熱性が良い。ほとんどの温調器にはN熱電対の設定がある。リード線色はピンク。ちなみにKは青、Rは黒。
熱電対のオプション記号で/+SCはヒーターの過熱断線が起こりにくい熱電対設置方式で弊社ではお勧めしている。
~650℃で使用の場合はセンサーはK熱電対→/+SC
~850℃程度で使用される場合はN熱電対→/+SC(N)
~850℃以上で使用される場合はR熱電対→/+SC(R)
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